この特集記事の編集の偏り方に関しては、驚いたというより、呆れてしまいました。
ラップ反対派の意見を読んだうえで感想を書きます。
要するに、ナースが医師との相談なしでラップ療法を行うことが問題なのだと思います。
ラップ療法を始めようと思ったら、院内の褥瘡委員会で討論し、導入を決定したうえで始めるべきでしょう。そして褥瘡担当ドクターが褥瘡回診で創の状態をきちんと診て、治療効果を確認し、そして合併症がないかどうか細心の注意をはらわなければなりません。
そして可能なら看護研究でまとめるとかして、他の看護スタッフにきちんとしたかたちで教えられればさらにいいですね。
しかし実際の現場ではドクターがまったく褥瘡に関与せず、というか「看護婦さん、やっといて 」状態の医療施設が多いものと思われます。
褥瘡に関心のないドクターが多いということが問題なのです。
医師の責任のもと褥瘡チームが一団となって取り組んでいくことで、ラップ療法はさらに確実に普及していきます。
私の地域では、在宅の褥瘡患者さんを入院させて、ラップ療法を中心とした褥瘡管理方を家族に医師の責任で指導しております。
オフレコ
皮膚科のODT療法はいわゆる「傷」には用いないので、褥瘡などの「むき出しの傷」にラップを使用する場合とはちょっと意味合いが異なるのではないかと認識しています。
ラップ療法反対派、慎重派の方々はそこらへんの危惧を強調しています。
したがって褥瘡のラップ療法は医師が全責任をとれる態勢を整えたうえでじっくりと腰を落ち着けて、じわじわと広めていくスタンスが大切です。
責任ある医師の指導のもとで行えば、なんら問題ないし、ここまで大騒ぎになる必要もないと思っています。
>>ここまで大騒ぎになる必要もないと思っています。
キィワードは、「コラボレーション」です。
「ラップ療法のおかげでコラボレーションの美酒が味わえなくなる!!」
私も「悪い?いい?」には違和感を強く感じました。普通ならだれでも「いい?悪い?」と言うと思います。この一言だけで全ての記事の説得力を失い、捻じ曲げられた力が働いていると思われても仕方ないと思います。
台所用品はだめなんでしょうか?
身の回りで使用されている医療用でないもの・・・
「アルミホイル」
現在の方法になってから私は使用しなくなりましたが、昔は使用してました。従来の方法で治療を行っている施設では今でも使っていると思われます。指尖損傷にイソジンゲル塗ってアルミホイルまくのは、手の外科では今でもかなりスタンダードな方法ではないでしょうか?アルミホイルは医療用ではないですが、医学の世界では認知されていますよね・・・
「歯ブラシ」
医療用で はなく家庭用品ですよね?当院に置いてある歯ブラシはすべて「ラ○オン」でした。今まで勤めた病院でも全て家庭用品だったと記憶しています。これで汚染の強いキズをゴシゴシこすってました。医療用ではないですが使ってよいのでしょうか?(笑)
「ビニールテープ」
かぶれないという理由で一時期はやりましたが発癌性など指摘されて少々下火になったかと思われますが、今でも使用している施設も多いと思います。最近は医療用も出てますが値段の関係で文具品を使用している施設もあるのではないでしょうか?キズに使うわけではありませんが「文具」ですよね〜。台所用品よりさらに凄いと思いますが・・・。台所用品はダメと言う方々はビニールテープ使用したことないのでしょうか?
・・・パッと思いつく のはこんなところで・・・(^^;;
オフレコ
この特集の中で、○田先生は、建設的な提案をされていました。「症例を第三者に評価してもらったうえで....」(112ページ)
0502_ExpertNurse
ExpN_112
ラップ療法は、2004年の床ずれ学会で20演題の発表がありました。あれだけの専門家がそろっていながら、意味のある批判をされた方は一人もいらっしゃいませんでした(私の目撃した限りでは)。「理事会に報告させていただきます…」的なものはありましたが。
問題は、この岡△先生のおっしゃる「第三者」がどこにいるかなのです。「当事者」いくらでもいます。元スクイブ社員、メーカーから講演料などで便宜を図っていただいている方、(ひょっとしたら)指導している大学院生に給料を払わせている方もいらっしゃるかも知れません。利益相反がないと宣言した方には、内部告発という落とし穴が待っています。
利益相反(conflict of interest)
ナイアガラは電車で落ちる
「症例を第三者に評価してもらったうえで....」
これは、ラップ療法反対派の方にも適用されることになります。手始めに、エキスパートナースに発表された症例から「公開で」評価させていただきましょう。
エキスパートナース編集部の方に、この特集執筆を依頼されたとき、写真引用をお願いしたのですが、「公平」の観点から却下されました。そんなわけで、論文引用にとどまっております。(迫力に欠けるなあ)
第二戦では、○田先生の言葉を引用して、「写真引用」要求するつもりです。
編集部から送られてきた依頼書を公開します
『エキスパートナース』緊急企画 ご執筆要綱
この企画はなかなか画期的でタイムリーでよいと思いました。
なお、雑誌に書いたものの一人ですが、編集部の話では、掲載順はいろいろと操作をしたくないので論文が来た順だとのことで、他に書いた人のをみて書くことの無いよう内容については一切発売まで伏せておくとの事でした。
鳥谷部先生も、夏井先生も言いたいことはしっかり言ってらっしゃるし、私を含め書いている方は真剣に書いておられ、大変よいのではと思いますがいかがですか。
(以下,オフレコ)
オフレコ
オフレコ
公の場で討論することが必要でしょう。あとはその場を提供してもらえるかどうかというところですね。学会側も黙って見過ごすことはもうしてはいけないでしょう。
テープのノリを落とすのに,スミス&ネフューのリムーブというのを使っています。ベンジンよりよく落ちて,後で皮膚もがさがさになりにくく,いい感じです。ベンジンの使用に疑問を持っている方は,試してみられるとよいかもしれません。そんなに高くなかったです。
> 夏井先生と鳥谷部先生は褥瘡学会の会員となり、かつ評議員となって
> 褥創学会内で多いに議論されてはどうでしょうか。
非常にもっともな提案なのですが,問題は,褥瘡学会評議員になる手段です。なりたいといってなれるものではないと思いますが,いかがでしょうか。確か,評議員2名以上の推薦などが必要だったと思いますが(間違っていたらすみません),褥瘡学会に鳥谷部や私を推薦する勇気のある人間がいるんでしょうか。
私が学会内部の人間だったら,利益相反(conflict of interest)の原則をもとに他の評議員に詰め寄るつもりでいる人間を内部に入れるような墓穴を掘るような危ない真似はしないと思います。
> 表で堂々と戦うことも必要ではないでしょうか。
この点ですが,鳥谷部先生は褥瘡学会で毎回発表し,論文も書いています。これ以上堂々とした「表での戦い方」はないと思いますが,いかがでしょうか。
しかも前回の日本褥瘡学会でのラップ療法についての発表は20演題を超えていました。ひとつの治療法でこれほどの発表があったことはかつてなかったと思いますし,この治療について表で議論をして欲しいと「ラップ陣営」が願っている証拠でしょう。
むしろ,堂々と戦うことを避けてきたのが褥瘡学会側ではないでしょうか。今回の雑誌の特集タイトル一つ見ても,非常に姑息なものを感じます。この特集の某教授の文章は科学的論文というよりは感情的反発と,それに裏付けられた恫喝です。
> 現在褥瘡学会の評議員会は保守化の傾向が強まっていると感じています。
これは保守的な人だけを新たに評議員に選んでいるためでしょう。評議員を選ぶ主体が学会側である以上,当然のことです。
団体や集団は本来,変化を嫌うものです。団体であることにより利益を生む構造が生まれるからです。その団体(集団)に属することで利益が得られたら,わざわざ自分からその利益を放棄する人はいませんし,利益を害する人間が現れれば攻撃します。
colangiopancreatografía retrograda endoscópica
よく見れば、鳥谷部先生への執筆依頼要綱は、
きちんと企画タイトル「褥創の"ラップ療法"、いいの?悪いの?」
となっていますね。
断りなきタイトル改竄は執筆者に非常に失礼ですね。
私を含め、この掲示板に集うラッパーが多数、9月の褥瘡学会で演題発表をしました。発表はされなくても見にこられていた先生方とは多数お会いしました。私たちは表舞台で戦いを挑んでいます。
全身状態や大きさ、部位を全く同じにあわせることは難しく、正確なRCTは難しいのですが、「軟膏+ガーゼ」、「被覆材」、「ラップ」を50〜100例ずつくらいNPUAP分類で治療日数の比較で発表しました。
(内容をもりだくさんにしすぎて印象がうすかったのかもしれない・・・・理論、当院のやり方と独自の工夫、症例、他治療との治療日数の比較、人件費を含めたコストの比較・・・ウーーン焦点がぼけていたかもしれません・・・反省)
同じ病院でのスタディーで責任者の褥瘡対策専任医師(私)が同じという条件はそろ� ��ていましたけど。
ぜひラップ療法が、お墨付きをとれるよう(看護師が安心して使用できるよう)信じております!
鳥谷部先生と夏井先生を評議員に推薦する勇気ある評議員さまがいないかな・・・
久しぶりにレスさせていただきます。
僕も病棟の片隅でエキスパートナースの記事を見させていただきました。
そこで一言・・・。
北海道の先生、ブロメラインにオルセノンとかゲーベン混ぜて何を期待されているのですか?
ふやかすだけならそんなお金のかかる事しなくても軟膏の基剤を混ぜるだけでいいんじゃないですか?
小生は混合したあとの配合変化について少しばかり調べたことがあるんですが、オルセノンはともかくゲーベンは一日もたないと記憶しております。
あと主成分の放出は?です。
薬は使う限りその薬の持ってる力を最大限に出してやる必要があると思うのですが・・・。
まあラップ療法を当院のNSTでやりはじめてから薬は使わなくなっちゃったんですが・・・。
薬を適正� ��使用できない人にこのラップ療法を非難されたくないですね。
「あんた、薬をちゃんと使ってないですから!!、残念!!」
風邪をひいたりしてたので未だに熟読できてません(苦笑)。
しかし、気になるのはなぜラップに目くじらを立てるのかなと言うところです。滅菌、非滅菌の問題は論理的に考えれば無意味であることはすぐ分かりますし、某先生がおっしゃっていた溶出試験の問題はODTをあげるまでもなく、ラップがはるかに過酷な環境(電子レンジでの使用、冷凍庫での使用など)で食品用として常用され、30年以上にわたりトラブルを起こしてないことからも安全性は証明されていると思うのですが・・・。
もし何かあるとすればゲーベンなどの訳の分からない外用剤を併用した場合だろうと思いますが、それは「正しい」ラップ療法ではないと思いますし・・・
ブロメラインはパイナップル果汁から分離された蛋白分解酵素ですが,ブロメラインの販売メーカーのパンフレットには「Ag, Hgなどの重金属イオンと結合し,活性が低下する」と明記されています。酵素なんだから当たり前ですね。
ってことは・・・銀イオンが抗菌作用を発揮しているゲーベンと混ぜると・・・失活しちゃうんですね。「ブロメラインとゲーベンを混合して創部に塗布している」先生,天下に無知を晒しちゃってることになるけど,それでいいのかなぁ? 「悪い?いい?」
軟膏を混ぜて使って副作用が出たら、メーカー、薬剤師、医者、看護師(実際に処置した)のうち誰の責任でしょうか?
製造物責任法(PL法)と病院薬剤業務について調べました。
第88回薬剤師国家試験問題−問102のb■
「いわゆる薬局製造医薬品は、製造物責任法の適用を受けない」>>誤り
薬局製造医薬品は、医薬品の加工にあたります。医薬品を加工して、新たな医薬品という「物」を作る行為ですから、薬局製造医薬品は製造物責任法第2条「製造物とは、製造又は加工された物で、土地と以外の有体物」の製造物の定義を満たします。
上の一覧表にも書いてありますが、輸液調製などは、医薬品の加工にあたるため、これで患者さんに被害が出た場合には製造物責任法に基づく責任を問われるこ� �になるのです。
なので、病院によっては、なるべく自家製剤の製造をやめて、なるべく市販品を買うようにして責任をのがれるようにしているんですよ。
製造物責任法(PL法)と病院薬剤業務については、いろいろな議論がありますが、何しろこの国の法律システムでは、「事件がおきて裁判になり最高裁判所で判決が確定するまでは法解釈が定まらない」ことになっております。
同意書をとることにしている病院もあります。
これくらいのことをしておかないと地雷を踏むことになる時代なのでしょうか。ラップ療法の同意書の先進性はここでも明らかですね。
さて、
gwynns滝の流れの歴史
- 軟膏の混合を処置直前に病室で行った場合
- ガーゼの上で行った場合
- 軟膏の混合を褥創の傷の中で行った場合
To カネコ@北海道先生
> 気になるのはなぜラップに目くじらを立てるのかなと言うところです。
まさにその通りです。ここ数日間の書き込みを見ても判るとおり,それまで普通に医療現場で使われてきたラップを敵視して,治療そのものを否定するもんだから,ついに「パンドラの箱」を開けさせちゃいましたね。藪をつついて蛇を出しちゃいましたね。
軟膏混合問題,歯ブラシによる褥瘡デブリードマン,ガイドライン作成とメーカーの問題など,つつける問題点はいくらでもあります。
直接本題とは関係ありませんが,ブロメライン軟膏について少し調べているところですが,壊死組織融解作用はないと考えています。
去年の4月から褥瘡に対してラップ療法を本格的に行い、創傷にも積極的にラップ療法を取り入れている、外科の森亮太です。今回の特集があることは以前から知っており、どんな内容になるか楽しみにしていましたが、内容に関してはほかの皆さんと同様非常に残念という感じです。院内では看護師さんの中でも、これはちょっとという意見がありました。実際に以前K−WAの会社の人に褥瘡の勉強会をやっていただいたときに、褥瘡の肉芽の様子により薬剤を変えるという最近の褥瘡学会の方法論について教えていただきました。そのときのアンケートでも、9割近くの方が、ラップ療法の効果についてわかっていて、今後もラップ療法で殺って行きたいという意見でした。
当院では、ラップを張るには小さい褥瘡に関して は、看護婦さんの手間を考えて、サージットを張ってしまうことが多いのですが、大きな褥瘡で、滲出液の多いものは基本的に鳥谷部先生のHPにある同意書を参考に当院の形式のものを作成して、家族の同意をいただいた上で行っています。O田先生の意見にあった、『一般的治療で困るような症例でラップ療法を試してみようと思う』というのは、その時点でバイアスが入っているような気がしました。やはり、実施している病院のスタッフは、その有効性がわかっているので、今回のEXナースの特集も、変なのという印象が多いと思います。僕からは、鳥谷部先生のページ『理論と方法、実際』だけ呼んだら良いよと話しています。
来月2月にこの地方である、学術集会でラップ療法についての発表を考えていますが、いろい� �な反対意見があるかと思いますが、がんばってきたいと思っています。
薬の添付文書情報は、こちらで読めます。
ブロメライン軟膏
活性化
SH型酵素といわれ、システイン、H2S、NaCNにより活性化され、Hg++、Ag+により不活性化される。
ゲーベンクリーム
適用上の注意
他剤と混合して使用しないこと.
その他の注意
- 外皮用酵素製剤の作用を減弱させるおそれがあるので,併用する場合には注意すること.〔銀が酵素のSH基と結合し,酵素活性を減弱させる可能性がある.〕
ステロイド外用薬の混合は皮膚科領域ではよく行われますが(賛否両論あり)、その「ノリ」で創傷治療に用いる外用薬を混ぜちゃあいけませんね。
薬剤師Y様
当院でも褥瘡対策部会発足の時薬剤部に入ってもらいました。発足当初の目的はスキンケア、褥瘡治療用の薬剤についてのご意見をいただくためでした。しかし、今は褥瘡治療に薬剤を用いる事がなくなったので、栄養面のサポートメンバー(NST)になっていただいています。
私も頭から湯気出しながら読ませていただきました。
P127の○濃先生、安価なラップには塩化ビニルが含まれているので危険とおっしゃっています。
塩ビが含まれているテープには文句ないんでしょうか?
さらにそういった食品用ラップでご飯をくるんで、解凍の時には高温で...
いかにもご飯にラップの「体に良くない成分」が染み出してきそうな使い方を、普通の家庭では当たり前にしていると思いますが、これは安全なのですか?
常温で創に触れる以上にヤバそうですが......
さらにこの「タイトル変更劇」。
うちの妻は元ナースですが、この一連の「魔女狩り」にも似た騒動に呆れ返っています。
そう、エビジョンイル顧問就任と同じレベルで呆れてます。
ようやく一通り読みました。
まあ、他の先生はともかく徳永恵子先生とバーバラ・ベイツ・ジェンセン先生のはあんまりですね。
編集者はここに書かれたものが曲がりなりにも論文であると言うことを認識しているんでしょうか。この特集の文章が何らかの論文に引用されると言うことだってあるはずなんです。
徳永恵子先生の
「そしてこれまで"治癒しない創傷"として差別された扱いをされていた褥瘡ケアにもやっと光りが当たる時代になりました。それなのに、"どんな創にもラップ療法が適応"とはなんなんでしょう」この一文がこの特集の特徴をすべて物語っていますね。これって科学論文の書き方ですか?
もっとひどいのはバーバラ・ベイツ・ジェンセン先生で、これは論文どころかインタビューだと言うからお話にもならないです。まして内容を読んでみるとラップ療法についてその原理すら理解していないことがありありと分かるというのが・・・。
「ラップの外に浸出液を逃がしておむつに吸わせるぐらいなら、最初からドレッシング材に吸わせた方がいい」この一文でラップ療法の原理を理解してないことが分かりますね。
続きです。
バーバラ・ベイツ・ジェンセン先生については、この方ほんとにラップ以外の被覆材を使って褥瘡治療をしたことあるんでしょうか?
「また、ラップ療法で特に問題だと思われるのが患者さんの排泄物による創の汚染と、そこから起こる感染です」私もラップ療法を知る前に種々の被覆材を使ったことがありますが、排泄物を完全に遮断しうる被覆材にはお目にかかったことがありません。とくに仙骨部の複雑な局面ではいくらガードしても便や尿が侵入してきます。むしろラップの方が今までの治療の中では便や尿を遮断しやすいと思うのですが?
「浸出液が過剰に生産されると患者さんが排泄されるたびに感染が全体に回ってしまいます」これ、科学的事実ですか?まともな科学者の思考ではないと思うんですが・・・。局所感染から敗血症に至る病理学をもう少し勉強された方が・・・。
うがった見方をすれば、編集者としては日本人だけじゃなくてアメリカ人の権威っぽい人を筆者に並べれば少しはカッコがつくかなという感じだったんじゃないかと思いますが、ちょっとあまりにも低レベルではないかと・・・
エキスパートナースQ&A
ここも読んでください。p132-133
PL法とイソジンの問題です。
要するに、「『偉い人・国家』のお墨付きをもらっている治療法を忠実に守っていても、安心はできません」と言いたいのです。
筆者としては、この記事がいちばん気に入っております。
Re:バーバラ・ベイツ・ジェンセン先生(インタビュー)
これは、エキスパートナース編集部がいかに見識に欠けているかの証明です。
いつ・どこで・誰が・何語で「インタビュー」したのかが全く不明です。
インタビュー記事は通常「対話形式」で書かれます。翻訳の文責はだれですか?
そもそも「ラップ療法の英文記事」を読んだのでしょうか。
ゴーストライターが書いた疑いを捨て切れません。いつだったか、イザヤベンダサンこと山本七平(故人)という怪しい人物がいましたね。偽者ガイジンには気をつけましょう。
ゴーストライターを探せ!
>>P127の○濃先生、安価なラップには塩化ビニルが含まれているので危険
美△先生の言う「塩化ビニルの安価なラップ」をスーパーで探したのですが、見つかりませんでした。
サランラップ、クレラップ=塩化ビニリデン
安価なラップ=ポリエチレン
が正解です。
どうやらこの先生は、「塩化ビニリデン」と「塩化ビニル」の区別がつかないようです。
第1回床ずれ学会(東京)で、理由もいわずに「こんなこと(ラップ療法)しちゃダメだ!」といきなり怒鳴りつけたのが○濃先生です。
>toriyabe先生
お気持ちは分かりますが、あまり感情的に反発されるのはどうかと・・・(^ ^;。
それはともあれ、他の先生の論文についてです。
総じて言えるのは、
「それってラップ療法だけの問題ですか?」ですね。
多くの方がおっしゃっているRCTについてですが、たとえば褥瘡手術についてRCTを保存的療法と行ったという話は聞いたことがないのですが、これはどうなんでしょう?もちろんラップ療法に関してもRCTを行うべきかとは思いますがそれこそtoriyabe先生がおっしゃったように、これは褥瘡学会全体で取り組むべき問題でしょう。
寺嶋和子先生のおっしゃる「点でかかわる訪問看護では・・・」についてもそうです。
感染の問題はラップ療法固有の問題ではないと思いますし、常時観察できない状態だというのならば、
「じゃあハイドロコロイド貼りっぱなしはいいの?」というつっ� �みを入れたくなります。
塚田先生のおっしゃるガス壊疽の問題に関してもラップ療法固有とは言えないでしょう。ハイドロコロイド密封を「看護婦が勝手にやった場合」でも十分起きえるわけです。また、この場合にハイドロコロイドのメーカーが助けてくれるとは思えません。
要するに問題はラップ療法自体にあるわけではなく、不十分な知識で褥瘡管理をすること、そして医師がそれを「看護婦任せで放置」していることにあるわけで、特集を組むとすればむしろその部分にウエートを置くべきだったんではないでしょうか?
あえてこの特集で賛同できる部分があるとすれば切手先生のおっしゃる「PRの仕方に問題があります」の部分かと思います。確かにラップ療法は現時点でも完成された治療法ではない(特に先にあげたガス壊疽の問題、周辺皮膚のかぶれ対策とその診断など)と思います。「何でもラップでくるめばOK」と思わせる宣伝の仕方には私自身最初見たときは「ほんまかいな」と思った部分があります。
ただですね、それに対してヒステリックに(としか言いようがない)「ラップは悪い!」的特集を組む・・・、これは曲がりなりにも科学雑誌を編集している人間の見識を疑いたくなるというのが私の感想ですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿