先日、首の痛みで首が動かせなくなった人がみえた。
朝起きると全く首が動かせず、病院で痛み止めをもらい、牽引を続けるよう言われたそうだ。
頚椎の五番六番の間が狭くなっていると言われたそうだ。
痛み止めは効くのだが、痛み止めをやめると途端にヒドイ痛みにもどってしまうと言う。
頚椎の異常が起きるような事故でも有ったのか聞くと、
それは無いという。
ただ、半年前に転んでヒドク肩を打って暫く痛かったという。
更に聞くと、
20年前に軽いむち打ち症になり、その症状の回復後も・・
寒い時には首を反らせない症状が時折出たという。
「ってことは、頚椎の異常は20年前からかもしれませんね?
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でも、それが急に悪化するはずはないから、
現在の症状の原因は、半年前の肩の打撲で、
それで首の筋肉の緊張差が強くなって痛みが出てきたのだと思います。」
と言った。
頚椎そのものは調整せず、首を後ろに反らす「肩甲挙筋」という筋肉の左右差を整えた。
施術中、筋肉が痙攣し肩甲骨が度々ピクピクと動いていたが、
本人は半分寝ていたので気づかなかったそうだ。
当日は左肩が痛むと言っていたが、施術の翌日は右肩が痛み、
翌々日は、両肩が軽く痛んだという。
筋肉がバランスをとる際の典型的なパターンだ。
その翌日は快調で治ったかと思ったくらいだったが・・
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病院で痛み止めをもらい・・牽引を断れずに受けたところ・・
また痛みが出てきたと言う。
しかし、この間薬を飲まずに過ごせたので良かったと言う。
「牽引・・微妙なんですよねぇ。
急性症状には達効があっても、慢性になると逆効果に思えることもありますね。
私としては止めてもらいたいんですけど、お医者さんとの関係も大事ですからねぇ。」
と言った。
先日の施術結果で、頚椎そのものの問題はあまり変らなくても、
症状が軽減することはわかった。
しかし、レントゲン像では頚椎の問題が見えるわけだから・・
当然、牽引した方がいいということになる。
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結局、私は確り治ったという結果を出して、通院を止めてもらう以外には道がない。
見立てはほぼ当たっているようなので、あとは結果だ。
「・・・つまり、先日の施術で半年前のところに戻ったわけです。
今日は頚椎そのもの・・20年前の問題に取り組みましょう。」
と言って施術を行った。
施術後、肩の痛みがなくなったというので、
「禍転じて福となす・・になるといいですね。」と言った。
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