3 実際の経過
2009年10月15日ころからスタート。体重84.6kg。
当初は肉食ダイエットをしようと思っていたので,完全に肉食で開始。ところがこれだといろいろ不都合なことがあることを発見。
第一に食べるものが制限されすぎる。何を食べるにも糖質はつきものです。外で食事をしようとしても,何も食べられるものが見つからないことが多いのです。
炭水化物を絶対取らないようにしようと思っていたのですが,10月17日に自転車に乗り,陣馬高原の和田峠まで行った時には,家に帰って風呂を浴びた後,低血糖みたいになって倒れそうになりました。やはり運動するときには必要十分な限度で炭水化物や糖質を摂る必要があるようです。
それに,動物性脂肪は摂りすぎると,私の場合,腹痛を起こします。そこで,2のとおり自分流低炭水化物ダイエットを行うことにしました。
一週間後の10月22日,体重は83.5kgと約1kg減少。
10月24日,軽く自転車に乗った後体重を計測すると82.2kgになっています。短期間に約2.5kgほど体重が減少しました。
私がいかに炭水化物を摂りすぎていたかがわかりました。日ごろ,家に帰ってから普通に食事をし,その後夜食にそばやうどん,ラーメン等を2玉以上,多いときは3玉ほど食べていたからです。
炭水化物は体内で水分と結合して膨れ上がります。鍋物の後にご飯を入れておじやにすると,ご飯が膨れるのと同じで,食べたご飯は胃の中でおじやのように膨れ上がっているのです。このときに水分を取り込むため,体重が増加します。
低炭水化物ダイエットは,体に水分を取り込まなくするため,短期間で顕著なダイエット効果があるのです。
それと,ウエストサイズの減少も見られます。ベルトの穴が合わなくなりました。
私のやり方では,肉を食べた後に野菜のみそ汁などを飲むので,胃腸も元気になってきました。これまではワインの飲みすぎで胃が荒れている感じがしたのですが,低炭水化物ダイエットによりご飯を食べなくなった分,キャベツの味噌汁とか「もやし」のスープなどをかなり大量に食べているので胃にもやさしいみたいです。
副次的効果として,下痢や腹痛を起こすことがなくなりました。もともとヨーグルトを食べているので胃腸には問題は少なかったのですが,ラーメンで替え玉3個食べた時など,炭水化物を摂りすぎた時には腹痛を起こすことがあったのですが,炭水化物を摂らなくなったおかげで胃腸の負担が減り,調子が良いです。
10月25日,体重は82kg。足のむくみが取れ,足が小さくなり,靴がゆるくて脱げそうになりました。ただ,炭水化物を摂らなくなってから,気分が沈みがちです。もともとナチュラルハイ・ノーテンキ系な私ですが,血糖値が下がったのか,ノーテンキさが失われてきました。何となく体もしぼんできたような気分です。
10月26日,職場から帰って体重計に乗るとなんと81.5kgになっています。うーん,これは少し問題かも。
体重の減少が速すぎます。
膵臓癌腹水
10月28日,この日も仕事が終わってから夕食前に体重を測ったところ,81kgになっていました。前日に飲み会があり,大酒を飲んでしまったあとだったので体重は増加しているかと思いましたが,わずかながら減少しています。居酒屋ではつまみにも炭水化物を避け,昔は飲んだ後にラーメンなどを食べていたのに,それらも厳禁としているので,飲んだ後に太ることはなくなったようです。ただし,飲みすぎのせいか,足のむくみが少し復活してしまいました。
11月2日,82kgにリバウンド。これは理由があります。実は11月1日に江ノ島までサイクリングに行くことになっており,その準備として10月30日夕食から炭水化物を摂っていたからです。やはり炭水化物の効果はてきめんに現れました。そして,11月1日のサイクリングは天気予報が雨でキャンセルになったので,摂取した炭水化物も消費されることなく体内に滞留。当然の結果と言わざるをえません。
11月15日,体重は約81kg前後を推移。この後,12月に入るまでこの体重は一進一退を続け,ほとんど変化がありませんでした。
12月9日,久しぶりに体重を量ってみると,80kgになっています。着実に減量効果が表れています。
このダイエット方法がよいのは,食欲を無理に抑えなくても自然と食欲がたんぱく質の摂取によって抑制されるので,まったく「我慢している」という感覚がないところです。
2010年1月は平均して80kg台を推移。この一カ月はほとんど体重の増減がありませんでした。
その後,2月には79kg台になり,3月に入るころには時々78kg台になることもありました。
3月4日,単身赴任先でのデジタル体重計が壊れてしまい,体重計測が不能となりましたが,日帰り温泉などで体重を量ってみると,ほぼ79kg程度になっています。
ダイエットには成功したものの,背広やジーパンがブカブカになってきました。また,久々に会った人が「病気?」とか「なやみごとでもあるの?」などと見当違いの心配をしてくれるようになりました。
ダイエット開始からほぼ5.5kgくらいやせることができました。また,ダイエット前と比較して胃腸の調子も良く,体も軽くなって絶好調です。
4月に入り,ダイエット開始から約半年を迎えました。これから自転車のシーズンになるので,本気で体重を落とします。なにしろ自転車(ロードレーサー)は車重が1kg違えば値段が15万円くらい変わるので,体が重いとせっかくの軽い自転車が台無しになるからです。スキーの場合は多少体重があったほうが安定して速く滑れる感じがしますが,自転車の場合は推進力は人力なので極力軽いほうが有利です。
そこで体重計を1万円くらいするきちんとしたものに買い替え,体重測定も朝シャワーを浴びた直後に毎日定時に計測することとします。
4月の体重は78kg台で推移しており,78.8〜78.0の間に収まっています。体重計によると,私は代謝が良く1日の基礎代謝は約1780kcalで,体脂肪は約20%(涙),体内年齢は31歳であるそうです。実年齢はそれより15歳以上上ですが。
双方向極性又は躁うつ病
5月中は気合も空しくほとんど体重の変化がありませんでした。だいたい78kg台なのですが,時々79kg台に戻る日もありました。しかし,別に特別の節制をしているという意識はないので,体重が増えさえしなければ気長に結果が出るのを待とうという気持ちになってきました。そして5月下旬には,時折77kg台になり,6月に入るとほぼ安定して77kg台になりました。体脂肪率自体はあまり変わりませんが,体内年齢は時々29歳と表示されることも多くなって来ました。
当面の目標は75kgなのですが,おそらくこの調子で少しずつ体重が減っていけば,8月頃にはそのくらいの体重になっている気がします。
6月に入ると,ほぼコンスタントに77kgを維持できるようになりました。そして,中旬に職場の健康診断があり,メタボ検診も受けたのですが,初めてメタボ胴囲を割り込むことができました。また,一昨年と比較すると約10kg痩せていることや,血液検査の尿酸値もこれまでは痛風危険範囲でひどい時には9.8という信じられない値だったのに,ことしは6.8とバリバリ正常範囲になったことで,就職してから初めて健康管理の医師からほめられるという事態に。うれしはずかし。
6月20日には富士五湖に行き,スバルラインで冨士山5合目までサイクリングした帰りに野天風呂天水という日帰り温泉に行ったのですが,ここで体重を測ったらなんと76.4kg!!確実に痩せてきました。最近は自転車で草津白根山や御坂峠など峠道を走りまわっているのも減量効果につながっているようです。
7月1日,今日も体重は76.8kgくらいです。どうやら安定的に体重が76kg台になったようです。体重はどんどん軽くなっていますが,毎週峠道で自転車をこいでいるので,脚の筋肉が発達してきました。体重が減少していることと相まって,ペダリングが調子よいです。
そして調子よく自転車をこぎ続け,白根山や富士山5合目,碓井峠,長野県側から志賀高原を経由して渋峠(日本国道最高地点!)など,軒並み標高差1000メートル以上の激坂峠道ばかり毎週走り続けていたところ,昨年春に経験した膝蓋腱炎(膝のお皿にくっついている腱の炎症,いわゆるジャンパー膝)になってしまいました。昨年は左膝だったのが,今年は右膝。そこで,自転車はしばらくお休みとなってしまいました。
そのため運動量が低下して,体重もリバウンドしてしまうかと思ったのですが,そんなことはありませんでした。7月中旬から下旬にかけて,体重は安定して76kg台であり,運動量が低下したため食事も少なくなったため,順調に体重が減少しています。
膝の痛みのためしばらく体重を量っていませんでしたが,8月2日朝に体重を測ったところ,なんと74.8kg!!あっけなく体重75kgの目標値をクリアーしてしまいました。これはおそらく膝が痛いせいで食欲が低下し,食事が減っていることと,自転車で激走していないので,筋肉が減り軽くなったのではないかと思います。そのためあまり喜んでばかりもいられないのですが,とりあえず8月の目標値は意外にも膝蓋腱炎のおかげであっさり達成してしまいました。
亜鉛熱
膝蓋腱炎の方は一向に回復しませんが,昨年左膝に炎症が起きた後,むしろ左の膝関節や腱は強化されたような感じだったので,右膝の方もこの炎症が治まれば強化されるのではないかとポジティブ(つーかノーテンキ?)に考えることにしました。膝蓋腱炎は非常に痛いのですが,「これで俺の膝は進化しているんだっ!!」と前向きに考えるようにしています。
余談ですが長野市の整形外科に行った時,自転車で毎週渋峠や碓氷峠,富士山五合目に上っていると言ったら担当の看護婦さんが「すごーいすごーい!!」と痛がっている病人に対してふさわしいとは思えない言葉で称賛してくれたようなのですが,そのせいか膝の痛み(腱の痛みは想像よりきつく,ドライバーで関節を刺されているような痛みです)にはあまり同情してくれませんでした。
その後,膝蓋腱炎は2週間ほどで治まり,自転車をこぎ始めましたが,最初は完全にリハビリモードで1日30kmから始めて毎週10kmずつ距離を伸ばしていきました。そうすると予想通り脚の筋肉がつき始めたのか体重が増加傾向に。8月17日ころには体重が76kg近くまでリバウンドしましたが,その翌週の8月24日には75.1kgになりました。体脂肪率は18%から19%の間を上下しており,体内年齢も29歳から30歳の間くらいという感じです。
とりあえずの目標値75kgはどうやら安定的にクリアーできたようなのですが,腹部の脂肪をつまんでみるとまだまだ減量の余地がありそうなので,さらなる減量を目指します。
なお,面白いことを発見しました。平日は原則禁酒しているのですが,飲み会の翌日の方が飲まなかった日の翌日よりも体重が軽くなっている傾向があるのです。きっと飲み会の時には他人と馬鹿話をしていて食べる方はおろそかになるのですが,単身赴任のため一人で家にいるとついつい食べてしまうからではないかと思います。もっともだからと言って飲み会を増やそうというわけではありません。
その後9月中は体重が75kg台で安定していたのですが,10月8日,体重を量ってみると76.5kgにリバウンドしています。その原因としては,膝蓋腱炎が治ってきてサイクリングを再開したために,脚の筋肉がついてきたことと,運動をするようになって体内にエネルギーが蓄えられたため,膝蓋腱炎の発症前の状態に戻ったの ではないかと推測されます。したがって,ほぼ7月の状態に逆戻りしたような感じがします。それと,ダイエット開始後の初の「食欲の秋」にやられているような感じです。特に,夜,グルメ番組を見ていると食欲が爆発しそうになります。先日も某局の「県民ショー」などで各地のグルメ特集をしていましたが,こういうのをみると炭水化物を食べたくなってしまいます。こういうときにはキャベツの味噌汁や目玉焼き(夜に?),魚肉煉製品等で飢えをしのぐことにしています。
10月後半から11月にかけて,さらにリバウンドに見舞われました。体重は76sから77sに増え,12月まで安定して77.5s前後になってしまいました。ただ,体重計によると体脂肪率は19%台を上回ることは少なくなったので,一時減少した脚の筋肉が増えてきたのかもしれません。また,自転車シーズンが終わり,スキーシーズンになったのですが,この時期は室内スキー場や人工雪のスキー場だけなので運動量が落ちていることと,食欲が増進する時期のため食事量が増えているようです。スキーシーズンは体重をそれほど落とさなくても支障はないので,目標を再度75sに下方修正し,気長に体重が下がってくるのを待つことにしました。気長に待つので,これを「マツコデラックス作戦」と呼んでカラ元気を出すこととしました(涙)� ��
その後,1月から2月に入っても体重は77kg前後で安定してしまいました。特別に食事が多いわけでもないのですが,昨年同様,スキーシーズンはあまり体重の変化がないのかもしれません。というのも,私の場合,体重の増加に水分が深く関係しているようで,汗をかかない冬場はなかなか余分な水分を排出しにくいのかもしれません。
ということで,スキーシーズンが終わるまで,マツコ・デラックス作戦を継続することとなってしまいました。ただ,体重自体は増加していないので,まあ良しとするしかありません。
その後,東日本大震災の発生により3/11をもってスキーシーズンが終了しましたが,当分は放射能が怖いので,外で運動などしない方が良いのではないかと思ったため,自転車にも乗らず,全く運動しない生活になりました。
放射能が怖いというより,放射性物質の微粒子を吸い込みたくなかったからです。光も同じですが,放射能のように3次元で広がるものは,発生源からの距離の自乗に反比例して強くなります。距離が2分の1になると4倍になるのです。したがって,微量の放射性物質を吸い込み,体の細胞に接触すると,距離は何十万分の1となりますから,強さは何百億倍となる計算になります。したがって,接触した部分の細胞が破壊され,遺伝子も破損しますから,細胞分裂の際にがん細胞が発生しやすくなると考えたのです。
放射能から体重に話題を戻すと,4月までの期間は,少しリバウンド気味になり,77kg〜78kg位で推移しました。本当は運動をしないときのほうが減量できるはずなのですが,もういいかと思ってご飯や麺類を食� ��てしまったことが原因です。そこで,5月のGWからはサイクリングを再開するとともに,原則として炭水化物ゼロの食事に戻しました。すると,5/11頃には75kg〜76kgに戻り,5/18には74.9kgまで減少しました。その後も75kg前後で安定するようになりました。
これから本格的な自転車シーズンを迎えるので,目標を72kgとし,8月ころまでにこれを達成したいと思います。
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